段差解消機は移動式でコンパクトなものが便利

   

少子高齢化の波が押し寄せる日本において、車椅子で生活される方をご自宅で介護する家族も増えてきました。階段上り下りが困難な方のためには、階段昇降機が助けになります。専用のいすに座り直して移動するいす式や、車椅子のままで移動するテーブル型、トレイ型などが考案されていますが、設備が大型になりスペースをとることなどから、特に一般住宅では設置困難なことが多いです。
そうした場合により適した設備として、段差解消機が考案開発されてきました。車椅子の方が自宅で生活される場合、できるだけ段差を避けるように移動することが多く、その際に問題になる段差は数センチから最大で1メートル程度です。この高さを移動する際に助けになる、機械的な昇降ができる、様々なタイプのものが開発され販売されています。

段差解消機の種類は用途に応じて選べる

用途としては屋外用、屋内用、設置方法は据置式、移動式があります。屋外用は屋内用を兼ねることができますが、雨に耐えられるよう防水仕様また防滴仕様にされています。据置式は昇降装置部が床下に埋まっていて降りた際には床と面一になるため、設置スペースを最小にでき乗り降りのストレスもほとんどありません。しかし床部分のピット工事が必要で、一旦設置すると移動できないことが難点です。
これに対して移動式はピット工事不要で設置でき、文字通り移動や撤去が容易にできます。降りた際の段差はありますが数センチと大変小さく乗り降りし易いことなどから、介護用品のレンタル可能な商品も販売されています。ご自宅の用途に応じて検討すべきですが、移動式はお試しでも手軽に導入できるのでおすすめです。

段差解消機の利用方法もいろいろ

移動式では、ワンタッチで操作可能、昇降部は四角形ですがどの方向からも乗降り可能、乗る方向と降りる方向を直角に変えるなど設定変更可能なタイプもあります。乗ると自動的にスロープが上がる、設定した高さに上がると自動的に停止したり、停電時には自動的に床まで下がるなど、様々な便利機能や安全対策がされています。
そのため、玄関での段差解消、庭先から窓を通じて部屋への出入りなど、ご自宅の状況に応じた様々な使用方法が考えられます。段差は数10センチから1メートル用が多いですが、高いものでは2メートル以上の昇降も可能で、使用電力も100ボルトで100ワットから200ワットと一般住宅で問題ないレベルです。コンパクトな設計になっていますので、設置場所が狭小でも十分対応できます。これがあるだけで、車椅子の方の生活の質は大きく改善され、介護される方の負担も大きく軽減されます。